牧瀬里穂さんは本当に強いですね。40億円という膨大な借金を抱えた夫と共に乗り越えたのは、ただただ尊敬に値します。

 久々のドラマ出演が話題を呼んでいる女優・牧瀬里穂(51)。NHK朝ドラらんまん』で、浜辺美波扮するヒロイン西村寿恵子の母まつを演じている。

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当時の年収5億円、カリスマデザイナーNIGOと結婚

 1989年山下達郎の「クリスマス・イブ」が流れるJR東海のCMで脚光を浴びた牧瀬。稲垣吾郎と共演した92年のドラマ『二十歳の約束』(フジ系)のセリフ「ヒューヒューだよ!」は当時、流行語にもなった。私生活では東山紀之らと浮名を流していたが、

2008年に結婚したのが、ファッションデザイナーのNIGO(ニゴー)(52)です。猿の顔をモチーフにしたブランド『A BATHING APE』を立ち上げ、裏原宿ブームを牽引したカリスマ。当時の年収は5億円とされ、4000万円のロールス・ロイスで牧瀬さんを迎えに来る姿が『フライデー』で報じられました」(業界関係者)

 だが、程なく暗雲が……。

「既に裏原宿ブームは終わっており、NIGOのノーウェア社の経営状態は相当悪化していた。金融機関からの借入金、店の賃料などを合わせると負債総額は40億円以上。牧瀬の“玉の輿婚”は失敗だったとの声も上がりました」(同前)

NIGOは窮地から復活。かたや牧瀬は…

 窮地を救ったのは、香港のアパレル企業I.T社。負債込みでノーウェア社を買収し、NIGOもブランドクリエイティブディレクターで残ることになった。

「そこからNIGOは息を吹き返します。ユニクロアディダスKENZOなど世界的ブランドデザイナーとして活躍。民間信用調査会社によれば、NIGOがCEOのオツモ社の売上高は約100億円(今年1月期)に上ります」(銀行関係者)

 かたや牧瀬はと言えば、結婚後、ドラマや映画への出演を抑えていたが、

「夫の復活とともに、自身のセレブな生活を発信しています」(芸能記者)

 16年にはバラエティ番組で自宅を公開。東京タワーなどを一望できる超高層マンションだ。

高層マンションと別荘2軒で悠々自適の生活

「リビングは全面ガラス張り、近い間取りの部屋は家賃250万円ほど。家具は全てNIGOが選び、2000万円のダイニングテーブルや200万円の椅子が6脚あるなど、こだわりの品が揃えられています」(同前)

 最近も牧瀬のインスタグラムには、高層ビル群を見下ろしながらフィットネスバイクを漕いだり、友人と食事を共にする写真などがたびたびアップされている。

「夫婦は他に、2軒の別荘を構えています」(同前)

 NIGOは「Casa BRUTUS」(19年11月号)で、18年に京都に建てた別荘を公開。10年以上茶道を習う牧瀬のために、裏千家の茶室、坪庭を設えたなどと明かしている。さらに同誌今年2月号では、昨年関東近郊に建てた海の見える別荘も公開。敷地面積は500平米を超え、最大8人が宿泊できるゲストルームもあるという。

「2人は今でも仲がとても良い。時には夫が建てた別荘でゆったりするなど、牧瀬は悠々自適の生活を送っています」(同前)

NIGOの母親に話を聞くと「2人で帰ってきます」

 関東地方で暮らすNIGOの母に話を聞いた。

「2人で仕事をして、好きなところに住んでいるみたい。タイミングを見て、2人で(こちらにも)帰ってきます。(牧瀬は)お皿を下げたり、洗い物なんかも手伝ってくれる。『らんまん』も観ていますよ。家族みんなで『出てるね、元気そう』って言っています」

 牧瀬の所属事務所社長に尋ねたところ、

「大阪で(19年放映の朝ドラ)『まんぷく』をやった時と同じ監督で、出演のオファーを頂きました。牧瀬も監督を信頼して、気持ち良くやらせて頂いています。お酒もほとんど飲まないし、セレブという言葉から想像するような感じじゃないですよ。(仕事量を)セーブしているという意識はなく、本人と相談して仕事と生活とでバランスを取りながら決めています」

 仕事は吟味し、趣味を楽しみ、夫とヒューヒューな生活を送る牧瀬。その姿は芸能界一の“セレブ妻”!

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年6月1日号)

4年ぶりの朝ドラ出演となった牧瀬里穂(牧瀬のインスタより)


(出典 news.nicovideo.jp)