インタビューを受ける。

モデルプレス=2022/12/01】2023年3月より開幕するオールナイトニッポン55周年記念公演「たぶんこれ銀河鉄道の夜」に出演する、乃木坂46・4期生の田村真佑(たむら・まゆ/23)。彼女は今回、メンバーがいない環境で初めて舞台に挑む。モデルプレスでは、舞台決定時の心境や先輩メンバーからのアドバイス、さらには大きな変化を迎える乃木坂46への思いまでたっぷりと聞いた。

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オールナイトニッポン55周年記念公演「たぶんこれ銀河鉄道の夜

本作は、『続・時をかける少女』(2018年)、『たけしの挑戦状ビヨンド』(2020年公演中止)でタッグを組んできたニッポン放送ヨーロッパ企画が贈る、エンタメ舞台シリーズの第3弾。宮沢賢治の未完の名作である「銀河鉄道の夜」をモチーフに、舞台を令和にしたSFファンタジーコメディを、ポエトリーラップなどを取り入れたポップな音楽劇として届ける。

田村のほか、久保田紗友、鈴木仁、戸塚純貴などが出演。作・演出はヨーロッパ企画上田誠が務める。

◆田村真佑、舞台出演決定時の不安明かす

― 今回、田村さん乃木坂46メンバーがいない環境で初めて舞台に出演されるということですが、出演が決まったときはどのような心境でしたか?

田村:お話をいただいたときはもちろん嬉しい気持ちでいっぱいだったのですが、メンバーがいない環境であることや、前回出演した舞台から約3年半空いていることなどから、緊張の方が大きかったです。これまで先輩方の舞台を見学した際も「こんなにすごいことをしてる人が同じグループにいるんだ」と驚くばかりで、まさか自分が大きな舞台をやるとは思っていなかったので、「先輩方のように完璧にできるのか」という不安もありました。

― これまでの舞台では、メンバー同士でたくさん支え合ってきたんですね。

田村:そうですね。“近い存在がずっと一緒にいてくれる”という安心感がありますし、不安な部分をすぐに先輩に相談できる環境でもあったので、精神面でもたくさん支えてもらっていました。

― 本作を手掛けるヨーロッパ企画の上田さんは、昨年3期生の久保史緒里さんが出演した舞台「夜は短し歩けよ乙女」の脚本・演出も担当していました。舞台が決定した際、久保さんに相談はしましたか?

田村:史緒里ちゃんには舞台が決まって1番最初に伝えました!そのときに「すごく不安なんだよね」という相談もしたのですが、「ヨーロッパ企画さんとご一緒する」と話したら「ヨーロッパ企画さんはみんな優しいから絶対大丈夫。なんなら私も出たいくらいだよ!もっと楽しんでやりな!」って言ってくれて。そこまで素敵な方たちが集まっているんだと思ったら、不安が解消されていった覚えがあります。

― 久保さんの言葉が背中を押してくれたんですね。

田村:はい。舞台に出演することを誰にも話していなかったので、不安な気持ちを1人で抱えていることが苦しくなっていたのですが、史緒里ちゃんに話したことで「大先輩からのお言葉を胸に頑張ろう」と前向きに思えるようになりました。

◆田村真佑“役に活きる”自身の経験とは?

― 今回共演する久保田紗友さんは田村さんと年齢が近いと思いますが、同世代の方との共演で期待していることや、楽しみにしていることはありますか?

田村:久保田さんは私の1歳下なのですが、演技の面では大先輩なので演技のことをたくさん教えていただきたいです。でも、せっかくの同世代ということで「好きな食べ物なに?」みたいな他愛のない話や、プライベートの話もできたら嬉しいなと思います!

― 稽古や公演期間を通して距離が縮まると良いですね!本作はSNSが登場したり、登場人物が人間関係に悩んでいたりと現代的な描写も多くありますが、田村さんはご自身が演じるレナや、久保田さん演じるナオに共感できる部分はありますか?

田村:レナは周りから可愛がられるようなキャラクターなのですが、私は先輩や後輩とすぐ打ち解けられる方なので、そういった部分は少し重なると思います。

― 先輩にも積極的に話すことができているんですね。

田村:そうですね。もちろん敬意を払った上でのことですが、ふざけるときは一緒になってふざけたり、ツッコめるところはツッコんだりもしています(笑)。先輩が優しく受け入れてくれるので、敬語を使いながらほどよくフランクに接せられることがすごく嬉しいです。

― 今年は初の後輩となる5期生がグループに加入しましたが、後輩の接し方に悩むことはありますか?

田村:もちろんあります!特に最初は「どうやって接したらいいんだろう」と悩んだり、「先輩からいきなり話しかけたらびっくりするかな…?」と躊躇ったりしていました。個人的には先輩に声を掛けるよりも緊張していたくらい関わり方を探っていたのですが…最近は「もっと自分らしく、友達みたいな感じで話してみよう!」と、ラフに声を掛けられるようになりました!こうした実体験も、今回の舞台で活かすことができたら嬉しいです。

◆田村真佑が悲しみを乗り越えた方法

モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、田村さんが今年「悲しみを乗り越えたエピソード」もしくは「怒りを乗り越えたエピソード」を教えてください。

田村:今年はグループの先輩方がたくさん卒業されましたが、やっぱり別れは何回訪れても寂しいですし、今まで近くにいた人と突然会わなくなってしまうことへの辛さを実感した年でもありました。“悲しみ”を乗り越えられているのかはわからないのですが、別れを重ねる度に卒業を前向きに捉えられるようにはなったと思います。

先輩方を見ていると「乃木坂46が大好きでグループにずっといたいけど、次のステップに行くために卒業を選択する」という方ばかりで、実際にOGの皆さんは色々な場所で活躍されているんです。「卒業」はいつか自分にも訪れることでもあるので、寂しい気持ちはありつつも受け入れられるようになりました。

田村さん自身も様々な経験を重ねる中で、心境が変化していったんですね。

田村:そうかもしれないですね。最初は「ずっとグループにいてくれればいいのに」って子どもみたいなことを思っていたので…(笑)、OGの皆さんの1つ殻が剥けた姿を見る度に「卒業って悪いことじゃないんだな」とプラスに思えています。

― 最近では1期生の齋藤飛鳥さんが卒業を発表されましたが、田村さんは4期生として今後の乃木坂46をどのように支えていきたいと考えていますか?

田村:これからは本当に3期生さん、そして4期生、5期生がグループを引っ張っていかなきゃいけないし、私自身も選抜入り、福神入りとステップアップさせていただいているので、頼るだけじゃだめだと感じています。今までもずっと「私たちが引っ張っていかなきゃ」と口にしてはいたのですが、今後はしっかりと実行していきたいです。

「自分たちが乃木坂を守っていかなきゃ」という思いは先輩方が卒業される度に強くなりますし、私たち4期生がもっとしっかりして、後輩に「乃木坂ってこういうところだよ」と教えていかなきゃいけないなと思っています。

◆田村真佑の夢を叶える秘訣

モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、田村さんが思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。

田村:自分だけじゃなくて、積極的に周りとコミュニケーションを取ることがすごく大事だと思います。私は挨拶などの当たり前のことをしっかりすることを意識しているのですが、グループを離れて外番組に出演したときなどに、そこを見てくれている人がちゃんといるんです。そこから興味を持ってもらえることもあると思うので、みんなが「こんなところで?」と思うようなことをしっかりやっていくというのは、やっぱり大切だなと感じます。

― それは、先輩方の姿勢を見て学んできたことでしょうか?

田村:そうですね。乃木坂46は周りへの気遣いや挨拶がしっかりしている先輩ばかりなので、一緒に活動させていただく中で「当たり前のところをちゃんとやろう」という意識が芽生えました。「周りの人に感謝しながら活動する」ということも、スタッフさんや先輩方に加入当初から言われてきたことなので、“色んなことを当たり前と思っちゃダメだよ”ということは後輩にも繋いでいきたいです。

― これからの活動も応援しています!ありがとうございました

◆田村真佑インタビューこぼれ話

<こぼれ話1/最近の美容法は?>
最近はよく半身浴をしています。スマホとお水を持って入っているのですが、長時間浸かっているとのぼせてしまうので、ほどよく休憩を入れることが大切。気持ち的にもすごくスッキリするのでおすすめです!

<こぼれ話2/最近推しているアニメは?>
チェンソーマン」と「ブルーロック」です!「ブルーロック」は色々なファンの方からおすすめしてもらったことがきっかけで興味を持ったのですが、観たらすごく面白くてハマってしまいました…。私よりアニメに詳しいファンの方がたくさんいるので、好きなものを共有し合えていることが嬉しいです。

<こぼれ話3/最近のメンバーとのエピソードは?>
乃木坂46ミュージカル美少女戦士セーラームーン2019』」で共演していたメンバーとお出かけをすることが多くて、先日も久保史緒里さん、向井葉月さん、早川聖来、私の4人で焼肉に行きました!次の予定が決まると「そこまでのお仕事も頑張ろう!」と思えるくらい、モチベーションになっています。少し前まではアニメを観ることが1番のリフレッシュ法だったので、最近は少しアクティブになったのかも…(笑)

modelpress編集部)

◆田村真佑(たむら・まゆ/23)プロフィール

1999年1月12日生まれ。埼玉県出身。身長は158cm、星座はやぎ座2019年乃木坂46ミュージカル美少女戦士セーラームーン2019』」にてセーラーヴィーナス役で出演。2020年4月から、ラジオ番組「レコメン!」(文化放送)の水曜レギュラーを担当。2021年6月発売の27枚目収録の4期生楽曲「猫舌カモミールティー」ではセンターを務めた。また、2022年には朗読劇「『女優探偵』~ロミオとジュリエット殺人事件~」に田代真奈役として出演するなど、多方面で活躍を広げている。

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モデルプレスのインタビューに応じた田村真佑(C)モデルプレス


(出典 news.nicovideo.jp)