どうなるのかな?

 11月10日放送のテレビ朝日系深夜バラエティ番組『お笑い実力刃』の編成に「偏りがあるのではないか?」と、視聴者の間で話題になっている。

 この日、『お笑い実力刃』は、実在するおかしな看板や標識をお題に芸人たちがツッコミを入れていく「投稿!ツッコメCLUB」という企画を放送。ツッコミ芸人のアンタッチャブル・柴田英嗣、サンドウィッチマン・伊達みきお、三四郎・小宮浩信、マヂカルラブリー・村上、アンガールズ田中卓志が、それぞれ個性的なツッコミ合戦を展開した。

 だがスタジオの盛り上がりとは裏腹にネットでは、今回の「ツッコメCLUB」に賛否両方の反応が相次いだ。その理由は、いびつともとれる編成にあったようだ。

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 「ツッコメCLUB」は9月22日放送分から始まった新企画だが、11月3日放送分を除き1カ月以上放送されている状態だ。

 スタート当初の番組コンセプトは「ネタに特化した『実力刃』芸人たちを紹介する」「テレビでは敬遠されがちな10分以上の長尺ネタも放送する」というもの。ストレートなネタ番組であったはずだが、当初の意気込みはどこへやら、ただの「大喜利番組」と化してしまっているのだ。

 ネットでは最近「ツッコメCLUB」しか放送していない『お笑い実力刃』に対し「またツッコメCLUB?」「ツッコメCLUBは正直飽きた」「最初のネタ番組に戻って欲しい」といった声が相次いだ。

 また合間にはゲストを交えたネタ談義を挟んでいる。今回は田中が「ジャンジャンガ」の誕生秘話を披露するなどしたが、レギュラーメンバーサンドウィッチマンの2人は話を聞き出す司会としてはあまり機能していないとの指摘も。「ネタ談義はイマイチ面白くない」「シンプルにネタを見たい」といった声も少なくないようだ。

 2021年4月の番組開始当初は1時間丸々、東京03ナイツ中川家など実力派芸人を特集したほか、近年は露出が控えめな山田雅人を話芸のプロとしてゲスト出演させたりと、お笑いファンのニーズに応えてきた。だが、早くも息切れ感は否めない結果となっている。

 ファンから期待されていた番組だっただけに、今の『お笑い実力刃』に失望している視聴者は数多いようだ。

サンドウィッチマン・伊達みきお、富澤たけし


(出典 news.nicovideo.jp)