懐かしむ

 4月に入り新番組がスタートしました。新しい視聴者の獲得のため各局とも気合いが入っています。


 今年は特に、長寿番組の終了が多いと感じた人も少なくないはず。マンネリ化していたとは言っても、なんだかんだチャンネルを合わせてしまうあのおなじみの番組が恋しい…! そんなことを思った読者は一人や二人じゃないでしょう。


 そこで女子SPA!では30~40代女性200人を対象に、「終了して寂しい・残念と感じる長寿番組」についてアンケートを取りました。心に残る伝説の番組はどれだ!?


◆今年終了の番組が多数ランクイン
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終了して寂しい長寿番組ランキング
※複数回答


10位 さま~ず×さま~ず 7%
9位 CDTVサタデー 8%
8位 新チューボーですよ! 8.5%
7位 とくダネ! 9%
6位 メレンゲの気持ち 13%
5位 火曜サプライズ 13.5%
4位 とんねるずのみなさんのおかげでした 14%
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 今年3月に終了となったのは、9位「CDTVサタデー」(TBS系)、7位「とくダネ!」(フジテレビ系)、6位「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)、5位「火曜サプライズ」(同)の4番組です。




CDTVサタデー」は1993年に「COUNT DOWN TV」としてスタート生放送に特化した「CDTVライブ!ライブ!」が昨年3月から開始されたことに伴い、番組名が「CDTVサタデー」に変更となりました。


 今春から「ーライブ!ライブ!」が月曜午後9時台で放送されており、「ーサタデー」は一定の役目を終えた形です。眠れない土曜の深夜にたまたまチャンネルを合わせたら、なんか良い感じの曲に出会えた、なんてラッキーがよかったんですけどね。


◆「とくダネ!」「メレンゲの気持ち」が終わり朝の顔に変化
とくダネ!」は22年間、「メレンゲの気持ち」は25年間の歴史に幕を下ろしました。放送開始当初から「とくダネ!」の司会を務めた小倉智昭いわく、番組が長く続く秘訣は「スタッフを大切にすること」。実際、某とくダネスタッフが「入院した時に小倉さんがわざわざお見舞いに来てくれてた」と嬉しそうに話していたことがあり、世間の「老害」「傲慢」などというイメージからはかけ離れた印象です。



とくダネ!」公式ホームページより



 後番組として、フジでは谷原章介が司会の「めざまし8」、日テレでは指原莉乃が初の単独生放送司会を務める「ゼロイチ」がスタート。狙いだった「視聴者層の若返り」は成功するのでしょうか。


◆「火曜サプライズ」終了にコロナ禍の影響説も
 バラエティ番組ながら生放送が売りだった「火曜サプライズ」は12年間で終了。新型コロナウイルスの影響で収録が多くなったことが一因だと言われています。


 ゲストが撮影交渉をする「アポなし旅」には多くの人気タレントが出演し、番組名物となっていました。「あのダラダラ感がなつかしい」とすでに“ロス”を感じている視聴者もチラホラ。




◆3位 『ぷっ』すま 20.5%
 草なぎ剛とユースケサンタマリアが出演していた深夜バラエティ番組「『ぷっ』すま」(テレビ朝日)は、1998年の放送開始から20年の節目である2018年3月に区切りを迎えました。


 二人が生み出すゆる~い空気感と自由奔放さは今でもファンの心に残っているよう。「良い意味で力を抜いて楽しめる番組だった」という声は、深夜番組として最高の褒め言葉じゃないでしょうか。


 エンディングは「また近々」という言葉で締めくくられましたがその言葉通り、19年12月にはAmazonプライム・ビデオで「なぎすけ!」がスタート。昨年11月にはシーズン2に突入しています。あのノリが恋しくなったらAmazonプライムへGO。




◆2位 めちゃ×2イケてるッ! 27.5%
 1996年スタートし、2018年3月をもって終了した「めちゃ×2イケてるッ!」。22年に渡りフジテレビの土曜8時を盛り上げました。「極楽とんぼ」山本圭壱の離脱、「ナインティナイン岡村隆史の休業、新メンバーの加入・脱退、いじめを助長するとして人気コーナーBPOの審議入り→打ち切りなど、幾度もの危機を乗り越え伝説を作ってきました。



「めちゃ×2イケてるッ!」公式ホームページより



 晩年は視聴率1ケタも珍しくなく、寂しい印象だった「めちゃイケ」。それでもこうやってアンケートを取れば上位に食い込むあたり、この番組に笑って時に泣かされた世代にとっては強烈だったということです。


◆1位 笑っていいとも! 54%
 半数以上の票を獲得し1位となったのは「笑っていいとも!」(フジテレビ系)です。


 1982年に放送開始、最終放送となった2014年3月31日は歴代レギュラーが集結。不仲がささやかれていた「ダウンタウン」と「とんねるず」が“奇跡の共演”を果たしただけでなく、明石家さんま、「ウッチャンナンチャン」「爆笑問題」「ナインティナイン」が一同に集まるという鳥肌ものの回になりました。改めて多くの人がこの番組、そしてタモリのすごさを実感したことでしょう。「いいとも」を見たことがない日本人はいないんじゃないかというくらい、まさに国民的番組でした。



SWITCH Vol.33」(スイッチパブリッシング



 11位は4%で、「サワコの朝」「爆報!THEフライデー」(ともにTBS系)。両番組とも今年3月に最終放送回を迎え、「サワコー」は10年、「爆報ー」は9年半での幕引きとなりました。加藤浩次が19年半にわたり司会を務めていた「スーパーサッカー」(同)は17位(2%)という結果になりました。


 何事も長期間続けばマンネリ化するのは仕方ないことで、飽きたな〜と思っていてもいざなくなると寂しいもの。なんともワガママですが、視聴者としては特番で復活してくれることを祈るのみです。


【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラスモニター(30~49歳女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2021年4月7日
有効回答者数:30~49歳女性200人


<文/女子SPA!編集部>



(画像:なぎスケ! Instagramより)


(出典 news.nicovideo.jp)