鈴木 (すずき ひかる、女性、1998年(平成10年)9月18日 - )は、日本の元クイズプレイヤー。 筑波大学附属中学校・高等学校卒業。東京大学法学部卒業。東京大学クイズ研究会に所属。 東京都出身。鈴木本人には記憶がないが、小学校に入学する前に2年ほどインターナショナル・スクールに通っており、
12キロバイト (1,620 語) - 2021年3月25日 (木) 08:13


チームワーク

3月24日の「東大王!鈴木光&ジャスコ林!今夜最後の超難問!涙の卒業3時間SP!」(夜7:00-9:57、TBS系)で、これまで番組をけん引してきた“絶対的ヒロイン”鈴木光と、“ジャスコ”の愛称で親しまれた林輝幸が卒業した。林はタレント活動を続けるが、渉外弁護士になることが夢という鈴木はこれが最後のテレビ出演となった。

【写真を見る】鈴木光、涙を浮かべながら対決に挑む様子も

■鈴木&林の卒業回は10連勝の懸かった緊張感も

「東大王」(毎週水曜夜7:00-8:00、TBS系※一部地域を除く)は、知力の壁である東大王チームと、芸能人チームが頭脳バトルを繰り広げるクイズバラエティー。24日の放送では、卒業とともに東大王チーム10連勝の懸かった緊張感が漂っていた。

芸能人チームには、元東大王チームの大将でもある伊沢拓司を筆頭に、富永美樹、宮川一朗太、山下真司ら、これまで何度も東大王に挑んできたレジェンドたちが集結。

そんな芸能人チームメンバーとの思い出として鈴木は、3択フラッグスで藤本敏史(FUJIWARA)にフラッグを当ててしまって焦ったこと、漢字猛勉強中の山下が漢字で誤答して涙を流されたシーンに感動したこと、富永と音楽対決で競い合ったことなどが思い出として残っているとも語っていた(東大王 配信オリジナル『鈴木光名場面集』[TVer])。

2ndステージの「難問オセロ」では、「2人にとってはこれがラストオセロです」と実況ナレーションが入ると、芸能人チームの富永が早くも感極まった表情で「今日が最後かと思って…」と言うと、「早くない?」とツッコまれてしまう一幕も。

この日は、鈴木が「ランキングエックス」「YouTubeサムネイルクイズ」などで冴えわたる解答を見せ、林もここぞという時に正答を導き出し、鶴崎修功は安定感のある解答でチームを支え、伊藤七海は一人残った漢字クイズで奮闘、砂川信哉・岡本沙紀・紀野紗良・猪俣大輝も活躍を見せるなど、東大王メンバーが攻めの姿勢で挑んだ。しかし対決の結果は、粘り強い猛者たちが東大王チームの10連勝を阻止する形に。

卒業する鈴木と林にとっては悔しい結果になったが、2人がクイズに奮闘する姿のほかにも、名場面セレクション、現役東大王メンバーや伊沢との送別クイズマッチなど、視聴者の目頭と心を熱くする展開が盛りだくさんの放送回であった。

■鈴木&林の初々しい初登場シーン

中でも、クイズの合間に放送された「鈴木光&林輝幸 名場面セレクション」には笑いも涙も誘われた。

“スタンフォードが認めた才媛”というキャッチフレーズを持つ鈴木。大学に入学したばかりで予選テストに参加していた鈴木、初々しいリアクションを見せる初出演の様子も。VTRを見た鈴木は「恥ずかしい…なんだろう、共感性羞恥?胸がザワザワしましたしました」とコメント

“東大文学部の叡智”というキャッチフレーズよりも“ジャスコ林”の愛称が印象的な林。その由来となったデビュー戦の1問目で「ツイスト」を「ジャスコ」と誤答したシーンや、次の収録では決めの“ジャスポーズ”が生まれたエピソードも。登場序盤から“愛されキャラ”としての資質を発揮していた林は、VTR終わりに「家族にも(ジャスコと)呼ばれてます」と明かした。

■圧倒的な知識量を披露した名シーン

続いて、“秒殺解答”名場面として、番組発出演のクイズ王・宇治原史規(ロザン)との対決で即答し「ごめんなさい…」と謝る様子や、ピアノ演奏問題で演奏の音階説明だけで当ててしまった場面、林が100回記念生放送で「建設予定の建造物の名称は?」という問題文だけで正解するなど、その名場面では2人が普段どれだけ努力し知識量を蓄えていたかを表していた。

また、“伊沢との一騎打ち”に挑んだ鈴木が「下剋上を起こしたい」と言い挑んだ“伝説の名場面”も。VTRを見ながら鈴木は「恥ずかしいなあ」「なまっちゃった」とも言っていた“英単語しりとり”。「New Zealand」「Denmark」と早押しで競り勝つだけでなく、その流ちょうな英語の発音にスタジオは騒然となったが、本人は「なまちゃったんですけど緊張して」と笑顔で正しい発音を訂正。クイズの成長ぶりとともに、彼女の天然さと真っすぐな性格が表れていた瞬間でもあった。当時を振り返った鈴木は「東大王で一番緊張した場面」「昨日みたいに思い出せる」と言うと、伊沢も「当時から強かった」と笑顔でコメント

■「井上公造」「デーブスペクター」「ジスタージン」の回答とは…?

また、ファンの記憶に残っているであろう、おなじみの珍回答シーンも登場。鈴木が「記憶に残るオリンピック金メダリスト 10位」に頭文字“い”のヒントで「井上公造」(正解は井上康生)、「なりたい顔ランキング2018 男性4位」に頭文字“デ”のヒントで「デーブスペクター」(正解はディーン・フジオカ)と回答し、顔を真っ赤に。当時とワイプで恥ずかしがる鈴木の様子は微笑ましくなった。

ほかにも、林が「平成カラオケアーティストランキング 13位」で頭文字“J”のヒントで「ジスタージン」(正解はJUDY AND MARY)、「平成に結婚したビッグカップル 14位」に頭文字“い”と“し”のヒントで「一般男性×篠原涼子」(正解は市村正親×篠原涼子)と回答し、「今見ても面白いですね、我ながら」と苦笑いする姿も。

■番組愛&先輩愛があふれる2人の感動的な瞬間

林が砂川と紀野とともに争った正規メンバーの座が発表された瞬間も名場面の一つ。正規メンバーに選ばれた林は号泣してしまい、「最初来た時に何も出来なくて『チームにいて良いのか?』って思いがずっとあったんですけど、これからもっと自信を持って東大王の一員として頑張っていきたい」と“ジャスポーズ”で決めた。VTR終わりでは、「毎日必死だった」「今見返してもウルッときちゃいますね」と目を赤くしていた。

ほかにも、2019年に伊沢卒業まで3回と迫り、世界修学旅行が懸かった場面で、鈴木が番組史上2人目の12人抜きをしたシーンも。「この時、伊沢さん、水上さん、鶴崎さんがこの時は攻めていいよとか、ここは待つんだよっていろいろ言ってくれたのをすごく覚えてて、そのおかげだと思います」と先輩メンバーへの感謝を語った。

■東大王メンバーとの最後の対決&メッセージ

番組の最後には、鈴木と林、そして東大王メンバー、伊藤、砂川、岡本、紀野、猪俣 鶴崎との1問限りの送別早押しマッチクイズ後に、お互いがメッセージを贈り合う場面には尊敬し合う気持ちが伝わってきた。

毅然とした口調で後輩へメッセージを贈る林、堪えようとしながらも涙を流してしまい気持ちがあふれて言葉に詰まる鈴木。特に紀野が泣きながらメッセージを贈る姿を見て、鈴木がなかなか涙を止められないままクイズに挑む様子には見ている側も涙を誘われたことだろう。

最後は、元東大王メンバーの伊沢とも対戦。「伊沢さんは教科書のような存在」と言う林には「ずっと不器用だった」「でも一回も逃げなかった」と言葉を贈る伊沢。

鈴木は「東大王に入った時から優しくしてくれて…」と気持ちを抑えられずずっと泣きながら「人間として憧れの人です」と言うと、伊沢は「人に優しく誰にもあたらず泣き言も言わず、よくぞ同じ努力量で全く逃げることなく戦ってきたなと…正直適わないと思ってます」などと温かい言葉を贈った。

■温かく見守る様子にも愛があふれていた共演者

ピアノ演奏クイズで鈴木が「卒業」という曲タイトルを導き出し、正解発表の前に思わず小さな拍手をしてしまっていたMCの山里亮太(南海キャンディーズ)、同じくMCのヒロミが番組重大発表の前に涙をぬぐい「感情がめちゃくちゃ」と言いながら笑いを誘う姿、そしてこの日10連勝を止めることとなった富永が東大王メンバー同士がメッセージを贈る際や鈴木の最後のコメントの際に号泣している姿などもファンの目にはグッとくる場面に映ったことだろう。

番組最後には、2人から卒業の言葉を語られた。

林は「僕は万能型なタイプではなくて」と謙虚に話し始めながら「2年間変わらず皆さんに応援して…愛していただいたと思っています。非常に感謝していますし、感謝してもしきれない」とコメント

鈴木は「振り返ってみてダメだった日もたくさんありますし上手くいかないこともたくさんあったんですけれど」と言いながら共演者に支えられたと語り「一生分の思い出を作ってもらった」という。続けて、「InstagramTwitterを通して本当に温かい言葉をたくさんかけてくださって」としながら「正直…その、時折、これだけ優しい言葉をかけてもらうだけの価値が自分にあるのかなと思う事もしばしばだったんですけれど、そういうたくさんの温かい気持ちと支えを知ることができた4年間だったと思います」と振り返り、感謝の気持ちを伝えた。

東大王チームから卒業する鈴木と林は、3月29日(月)・30日(火)に行われる、番組初のライブイベント「東大王 春のファン祭り2021-鈴木光&ジャスコ林最後の日(ラストダンスLIVE-」に出演する。特別企画として毎公演終了後に座談会なども。これが2人が東大王メンバーとして過ごす最後の時間となる。


3月24日の「東大王」で鈴木光と林輝幸が卒業、最後には伊沢拓司との対決も/(C)TBS


(出典 news.nicovideo.jp)