タレントのマツコ・デラックスが20日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演。「昭和時代にサラリーマンをやりたかった」というネット上の投稿について報じた記事についてコメントした。
■昭和の働き方が好み
投稿主は「終身雇用で安定した地位」「普通に働いていれば、それだけでよかった」という仕事の面や、「夕方には帰宅して、家族みんなでテレビ見ながら晩ごはん」「男と女の役割分担がはっきりしていて、変な軋轢がなかった」といったことを理由に高度経済成長期の時代を羨んでいる。
サラリーマンをするなら昭和か今かと問われたマツコは「私は個人的には多少なんというのかな、パワハラだったり、労働環境が過酷だったりしても、昭和のノリのほうが自分には合っているなと思う」とコメント。「今のサラリーマンの子たちとか、この環境で労働しなければいけないジジイ、ババアたちを見てるとなんかやりづらそうだなって思う」と続けた。
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■今のテレビ番組は…
MCのふかわりょうが「テレビって昭和の勢いってスゴかったじゃないですか」と昭和時代を懐かしむと、マツコは「自分たちが育ってきた幼少期、思春期を美化しがちだから『あの頃の番組って全部おもしろかった』って思いがちだけど、今見返したりすると結構雑だし、良い意味も含めていい加減に作ってた」と振り返る。
さらに、現代について「もうすべてのジャンルにわたって経験を積み過ぎちゃったと思うんだよね。やっぱり人間って経験値を積んじゃうと失敗をしなくなるし、頭でっかちになっちゃって、いろんな意味みたいなものをそこに持たせたりとか、すごくモノを考えすぎてしまったりするじゃない? それの究極が今のテレビなっちゃったのかな」とも話す。
■「昭和は寛容な時代」はウソ?
「昭和は寛容な時代だった」と言われることがあるが、マツコは「決して寛容ではなかった。(今より)厳しかったと思う」と私見を述べる。
その理由について「夢や希望があった」とし、大きな家に住むことやおいしいものを食べることなど、全国民が豊かな生活を目指す勢いがあったが、現代について「それがなくなったっていうのは、ものすごい大きいと思う」と締めた。
■平成と昭和を比べると…
令和になって新しいモノや価値観が生まれ、「昭和」はますます古いものになっていくだろう。一方で「平成」についてはこのような調査がある。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,664名に「平成は昭和よりいい時代だったと思うか」と意識調査したところ、「いい時代だった」と答えたのは全体の24.7%という結果に。多くの人が平成よりも昭和の時代が良かったと感じているようだ。
マツコが言うように思い出は美化されがちではあるが、「昭和は素晴らしかった」という人は多いよう。当時をパワフルに生きてきた人にとって、今の時代はどことなく窮屈に感じるのだろうか。
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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国20代~60代の男女1,664名 (有効回答数)
(出典 news.nicovideo.jp)
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