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史上初の「五輪延期」の超特大ニュースが駆け巡った2020年3月24日の夜。以降、各ニュース番組は軒並、7月から始まる予定だった東京オリンピックが「1年程度」延期されることを報じた。

そんな中、とある番組がその余波を受けたとして視聴者の間で話題になっている。

安倍首相の囲み会見中継も

同日夜21時台、TBS系では「マツコの知らない世界」が放送されていたが、番組開始から11分後となる21時8分台、画面が突如としてTBSニュースセンターに切り替わった。画面に映し出されたのは山本恵里伽アナウンサー(26)で、山本アナは「番組の途中ですが、ここで、速報をお伝えします」と一言。続けて、安倍晋三首相がIOCバッハ会長に東京オリンピックの延期を提案したとのニュースを読み上げた。

さらに、21時10分台になると、画面は首相公邸の玄関前の映像に。しばらくすると、安倍首相が姿を見せ、バッハ会長との間で東京オリンピックを1年程度延期することで合意したことを囲み会見で発表。玄関前からの中継が終わると、山本アナは延期が合意に至ったことを繰り返し伝えるなどしていたが、臨時ニュース番組は21時18分台に終了。再び「マツコの知らない世界」が放送されるに至った。

「速報テロップのみの対応」だった局も

約10分間の中断を経て再開された同番組だが、中断の前と後では内容がつながっており、また、放送は予定よりも10分遅れで終了したが、ネット上にはツイッター上を中心に、今回の措置を残念がる声が続々と上がった。

あるツイッターアカウントは、「別に五輪延期を番組を中断してまで速報で約10分もニュース入れなくていいと思った」と、楽しく視聴していた番組が中断されたことへの不満をつづっているほか、別のアカウントは「通常放送を中断して首相会見に切り替えたTBS許さん。俺は会見ではなくマツコの知らない世界を見たかったのに...」とも。さらに別のアカウントは「女子アナが美人さんだったから許す」と、さまざまな声が上がる事態となっている。

なお、同時間帯にはNHKが「ニュースウォッチ9」の最中だったため、安倍首相の囲み会見を放送していたが、日本テレビテレビ朝日テレビ東京フジテレビでは速報テロップのみの対応となっていた。東京オリンピック延期という超特大ニュースに対応したTBSの判断は英断だったのは間違いないが、一部の視聴者からは不満が出てしまったようだ。

J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

マツコ・デラックスさん(2019年撮影)


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